★2台目です。

当工房保有機 Marantz model 1 概要

★試聴エージング風景です。

model 1 は#7と違ってCR型回路のアンプです。この為、柔らかい深みのある音が出ています。臨場感も素晴らしく、マランツが精魂込めて最初に作ったアンプで、さすがの音です。

今回のレストアで60年以上前の当時の音と雰囲気にかなり近づけたと思います。


良いアンプです。




本機には、当工房で製作したウッドケースとステレオアダプターが付きます。






マランツでは最初の極めて貴重な Marantz model 1 です。60年以上経過しているにも関わらず外観はかなりきれいです。

手前が高圧セレンで縦に2段構成です。奥の大きな物はMarantz7と共通の低圧用です。

2台目も同じです。

電源ユニットです。2台ともセレンを交換しました。これがオリジナル正規の姿です。

こちらも1台目と全く同じ内容です。

メインのカップリングコンデンサーは最近こちらで使い始めた音の良いUSA製を使っています。その他の小さなコンデンサーはMarantz7オリジナル純正GoodAll-TRWの新品を使っています。

手前2本が交換したオリジナル仕様の新品です。

カソードバイパスコンや小さなカップリングコンデンサーも交換しました。バンブルビーで残っているものはフィルター回路用で普通は使わないので残してあります。抵抗類も値が変化しているものは交換しています。

殆どのカップリングコンデンサーを代品に交換しました。基板中央の黒いコンデンサーは最近当工房が使い始めた代品のコンデンサーです。少しエージングが進むとバンブルビーにかなり近い音になります。とても良い音です。
他の小さなコンデンサーは#7オリジナルに当時から使われていたGood-All で、近年ライセンス生産しているTRWの新品に交換しました。これで経年劣化しているコンデンサー類は全て新品です。
電解ブロックコンデンサーも高圧1本と低圧1本をオリジナル仕様の新品に交換しました。

★1台目の内部です。